シンドローム別考察・ブラムストーカー

◆技能別評価

 基本的に白兵の性能に優れている。
 白兵は高攻撃力を叩き出す《赫き剣》、素手でしか使えないものの装甲値を無視した上にHPを回復させる《渇きの主》に素手のダメージを増強する《亡者の爪》。
 更には80%を超えれば効率ではトップクラスのダメージ上昇エフェクトの《ブラッドバーン》と火力的に高い性能を誇る。
 
 射撃に関しては《鮮血の矢》と《亡者の弓矢》があるが付加価値もなく攻撃力も低いので、他のシンドロームで補強しないと使い物にならないだろう
 
 RC攻撃は《暗黒の網》《血の呪縛》《封印の呪》と行動阻害系のエフェクトが多い。しかし《封印の呪》以外の二つはそれほど阻害系として強いわけではないので、他のシンドロームで補強しないとこれも使いにくい。
 
 最後にブラム=ストーカー独自のエフェクトとして《血の従者》がある。
 これは手数が増えるのは純粋に強いのだが、そのために一回手番をつぶしてしまわなくてはならないのが悩ましい。
 FAQによればカバーリングは命令なしでも出来るようなのでカバーリング要員として利用するのが最も簡単な運用であろう(ただしシーンに作れる数が限られるので注意)。



◆総合評価

 ダイスボーナスは一切ない。
 ダイスペナルティは優秀な《クロスアタック》が存在するが、これは従者がいないといけないため使いやすいとは言えない。
 つまり命中性能に関してブラム=ストーカーは決して優れているとは言えないのだ。
 
 火力に関してはHPをほぼそのまま火力に変換できる《赫き剣》は非常に強力。ただし、これ単体では《血族》が使えないので注意。
 また素手でしか使用できないが《渇きの主》は侵食率2のエフェクトにもかかわらず、装甲値を無視した上でHPを回復させる装甲無視では最強の一角。
 また《ブラッドバーン》は80%制限こそあるものの、ダメージ上昇エフェクトとしてはかなり高性能な部類にはいる強力なエフェクトだ。
 残念ながら白兵以外の火力に関してはブラム=ストーカーでは当てにならない。
 
 回避に関しては残念ながらブラム=ストーカーからの攻撃に《瀉血》する以外に方法はない。 
 代わりにブラム=ストーカーは他のシンドロームに比べると耐久力を強化するエフェクトが多い。
 基本的にクリティカルエフェクトを組み合わせられないためダメージ無効化系エフェクトは機能しないのだが、《赤河の支配者》だけは[達成値の半分]点軽減なので必ず効果を発揮する。
 また《不死者の恩寵》により毎クリンナップにHPを回復できるのもうれしいポイントではある。
 ただ、この両方ともメジャーアクションでもリアクションでもないので《血族》は組み合わせられないことに注意。
 あとは装甲値故に無視されてしまう可能性はあるが、《赫き鎧》は珍しく他の防具と重複可能な防具であり装甲値を大幅に跳ね上げるためかなり耐久力を強化することが出来る。



●最終評価

 光るエフェクトはいくつかあるものの、かなり偏っており総合的には使いにくいシンドロームと言える。
 メインで使うのは難しいので、他のシンドロームとの組み合わせを中心に組んでみるといいだろう。