シンドローム別考察・ブラックドッグ
◆技能別評価
技能ごとに性能が異なるものの、どれも一芸に秀でた特化能力を持つ。
白兵攻撃の弱点である距離を埋めることの出来る《韋駄天》。そして命中系エフェクトでは最強級の《バリアクラッカー》と、白兵能力の隙を埋めるエフェクトが揃っている。
射撃攻撃は《リニアキャノン》の攻撃力増加と、《ロックオンサイト》のダイスブーストと高性能な基本エフェクトを持つ。
RCは侵食率制限がない中では最強攻撃力を誇る《雷の槍》と範囲攻撃エフェクトとしては高性能な《雷神の槌》という強力なエフェクトを揃えているのが強み。またRCは攻撃のみならず補助でも《解放の雷》で相当強力な性能を発揮することが出来る。
反面RCエフェクトにはダイスペナルティがあり、シンドローム的にダイスボーナスが乏しいので若干命中には難がある。
◆総合評価
命中面ではブラックドッグはメジャーアクションに組み合わせられるダイスボーナスがないのが特徴。
汎用的に使える《雷の加護》は固定値なしのLv個しかボーナスがないので若干性能的に見劣りする。
他のダイスボーナス系である《ライトカスタム》、《ロックオンサイト》、《フルインストール》は強力ながらどれにも一癖ある。
キャラクターの性能を考えて、必要なエフェクトを選択するのがいいだろう。
防御ダイスペナルティでは《雷の牙》が存在するが、これ単体では使いにくいので他のダイスペナルティと併用する必要があるだろう。
ダメージに関しては射撃の《リニアキャノン》とRCの《雷の槍》が非常に強力。
他にも侵食率効率のいい《雷光撃》と、侵食率は高めなものの攻撃力上昇率が高く汎用的に使える《電撃収束》とダメージリソースにはこと欠かない。
リアクションに関しては回避用の《磁力結界》《マグネタイト》のふたつに、RC回避の《見えざる僕》と充実した内容。
回数制限があるとはいえ特に《磁力結界》の性能の高さは頼もしい。
受けに対してもカバーリングエフェクトである《マグネットフォース》に、受け強化エフェクト屈指の《球電の盾》を持ち強力。ただしブラックドックのみでは射撃攻撃を受けられないのが難点。
●最終評価
白兵では《バリアクラッカー》による命中精度の高さ、そして射撃とRCは《リニアキャノン》と《雷の槍》によるダメージブーストという突出した特性を持つシンドローム。
汎用的な火力ソースも多く、ダメージの底上げには強力な性能を発揮する。
回避能力にも優れており、そういう面でも頼ることが出来る。
弱点としてはダイスボーナスエフェクトの癖が強いことと、RCの《雷神の槌》を除けば範囲攻撃ができず、装甲値を無視するエフェクトを持たない汎用性の低さが挙げられるだろう。